乳・卵アレルギーの子を持つ親の悩み
乳・卵アレルギーのお子さんを持つと、日常の食事はもちろん、おやつ選びもとても慎重になりますよね。
市販のお菓子売り場に並んでいるのはほとんどが「乳成分」「卵」などが含まれていて、手に取るのも怖い。
それでも「みんなと一緒におやつを楽しませてあげたい!」というのが親心です。
そんな中、実は「意外と食べられる市販のおやつ」もあるんです。
この記事では、実際に我が家の乳・卵アレルギーの息子と一緒に試してみて「安心して食べられた」おやつを、徹底的に紹介していきます。
2. アレルギーっ子のおやつ選びで大切なこと
まず大前提として、おやつ選びで大切なのは「原材料表示を必ず確認すること」です。
慣れてくると「これはだいたい含まれている」「これは安全そう」という傾向が見えてきますが、製品のリニューアルや製造ラインの変更などがあるため、必ず毎回チェックが必要です。
また、アレルギーの重篤度は子どもによって違うため、「微量でもNGなタイプ」や「加熱済ならOK」など、それぞれのお子さんの体質に合った選び方が重要になります。
3. 原材料表示のチェックポイント
乳・卵アレルギーに関して、以下のような表示に注意しましょう。
- 乳成分の表示例:乳、乳等を主要原料とする食品、脱脂粉乳、ホエイ、バター、チーズなど
- 卵の表示例:卵、卵白、卵黄、マヨネーズ、たまごパウダーなど
また「製造工場で乳成分を含む製品を扱っています」といったアナウンスも、重度アレルギーの方は注意が必要です。
4. 【基本編】乳・卵が含まれにくいおやつ
以下のおやつは、比較的乳・卵が含まれていない場合が多いカテゴリです。
- 塩味のポテトチップス(うすしおなど)
- 素焼き・無添加のポップコーン
- おかきやせんべい(和風系)
- フルーツ系の飴・ゼリー
- グミ系(果汁タイプなど)
- プレーンのマシュマロ(卵不使用タイプ)
ただし、コンソメ味やチーズ風味、バター系になると一気に乳が入ってくるので要注意です。
5. 【注意編】乳・卵が含まれやすいおやつ
以下のおやつは、原則避ける・もしくは厳重に原材料をチェックしたほうがよいジャンルです。
- クッキー・ビスケット(バター・卵たっぷり)
- チョコレート系全般
- シュークリームやケーキ類
- キャラメル・ミルクキャンディ
- サワークリーム系スナック
- うまい棒・じゃがりこなどの練りスナック系
6. 【おすすめ11選】意外と食べられる市販のおやつ
ここからは、実際に乳・卵アレルギーの息子が食べているおすすめ市販おやつをご紹介します。
① オレオ(2021年以降リニューアル品)


- ビスケットだけど乳卵不使用!
- バニラ、いちご、チョコの全種OK
② ハウス食品 とんがりコーン あっさり塩味

- 焼きとうもろこし味はNG(乳成分あり)
③ かっぱえびせん

- 原材料はえび・小麦のみ、昔から変わらぬ安心感
④ サッポロポテト(つぶつぶベジタブル・バーベQ味)

- 練りスナック系と思いきや、乳卵不使用、意外にいける!
⑤ ハッピーターン

- あのハッピーパウダーにも乳・卵なし!
- 和風せんべい感覚で◎
⑥ ギンビス たべっこBABY

- 通常たべっこどうぶつとは違い、完全乳・卵不使用
⑦ ギンビス アスパラガスビスケット

- 見た目と違い、意外に乳・卵なし!
⑧ グッピーラムネ
- ラムネ系では珍しい乳不使用商品
⑨ クローバー ジャズポップコーン(黒こしょう・しょうゆ味)



- 香ばしくておいしい、バター味も実は乳不使用!
- スーパーで見つけたら、複数買い
⑩ 井村屋のあずきバー
- アイスなのに乳なし!ただし硬いので年齢注意
⑪ オーガニックドライフルーツ各種
- 素材そのまま。成分不使用で安心
- 息子はドライマンゴーが一番のお気に入り
7. どこで買える?購入しやすい場所
- スーパー(イオン、ライフ、マルナカなど)
- ドラッグストア(ウエルシア、ツルハ、スギ薬局など)
- コンビニ(セブン、ローソン、ファミマ)
- オンライン通販(Amazon、楽天、アレルギー専門ショップ)
【補足】
最近は「アレルゲン7品目不使用」と表示されている専用おやつコーナーが設けられている店舗もあります。見逃さずにチェックを!
8. 注意してほしい落とし穴(製造ライン・リニューアル)
商品が「乳・卵不使用」でも、以下の注意ポイントがあります。
- 製造工場で乳・卵を扱っている(コンタミ注意)
- リニューアルで原材料変更(例:オレオ)
- 限定味は成分が異なるケースも(シャトレーゼのフルーツ系のアイスでも期間限定味は乳成分が含まれていました)
毎回パッケージ裏のアレルゲン表示欄・原材料名を必ずチェックしましょう。
9. 食物アレルギーでも「食べられる」を増やす工夫
- 家庭で作れるアレルギー対応おやつ(例:米粉パンケーキ)
- アレルギー対応レシピ本やSNSの活用
- 同じ悩みを持つ親同士の情報交換(インスタ・Xなど)
10. まとめ:おやつ時間をもっと笑顔に!
乳や卵にアレルギーがあると、選べるおやつが限られてしまいがちです。
でも、少し視点を変えて探してみると、意外とたくさんの「食べられるおやつ」が見つかります。
おやつの時間は、子どもにとっても親にとっても楽しいひととき。
制限がある中でも、安心して選べる選択肢を持つことで、より豊かな時間を過ごせますように。